中絶には、どれくらいの痛みをともなうのでしょうか?

前処理・手術中・手術後に感じる痛み

中絶をする際に気になるのが、その手術による痛みです。「どれくらいの痛みをともなうのだろう…」なんて、誰もが不安に思ってしまいます。実は、中絶手術に関しての痛み、そして出血はそこまでひどいものではありませんので、必要以上に怖がったり心配する必要はないのです。中絶手術をおこなうに当たって感じる痛みは、手術の前処理・手術中・手術後にそれぞれ感じるものとなります。

 

前処理とは中絶手術を受けやすくするためのものであり、子宮の入り口…つまりは、子宮頚管という子宮の入り口を広げるためのもの。もっと具体的にいうと、ラミナリア桿という専用の細い棒状のものを使っておこないます。手術の2日前から前日にかけて、子宮の入り口に本数を増やしながら挿入し、子宮頚管を拡げていきます。どれくらいの入れるかは、週数や胎児の大きさ、頚管の大きさによって決まります。が、最終的には十数本といった数のラミナリア桿が入る事になります。この前処置によって、多少の痛みや違和感を感じることは必須。ですが、我慢できないほどではないです。ただ、痛みに弱い人は医師と相談して、必要であれば麻酔を使うといいです。

 

手術中に感じる痛みは、初期と中期で異なります。初期の中絶手術はそうは法もしくは吸引法となりますが、前者は専用の器具で子宮からかきだす方法で、後者はチューブを使って吸い出す方法。手術中は麻酔が効いているので、どちらの方法でも痛みを感じることはほとんどありません。

 

ただし、中期の手術ではちょっと違います。中期における中絶手術では、子宮収縮をうながすプレグランディンという薬を使って人工的に陣痛を誘発させます。つまり、通常の出産と似た形となるので麻酔も使いませんし、当然のことながら陣痛の痛みを実感。人によっては耐えられない程の痛みになることもあるでしょう。

 

手術直後は薬の影響で子宮が突っ張るような痛みや違和感を感じることもありますが、これは子宮が元の状態に戻ろうとする痛みなので心配する必要はありません。ただ、痛みがあまりにもひどい場合は医師に伝えたほうが安心です。

 

術後、医師から許可が出れば帰宅することができますが、1週間から10日程は出血がみられます。その際、そこまでひどくはないものの生理痛に似たような痛みをともないます。通常であれば出血による痛みは次第に消えていきますが、出血量が多かったり痛みが強いようであれば、手術を受けた病院を受診して診察を受けるのが安心です。


痛みがない!?無痛中絶手術

中絶手術における痛みは、前処理・手術中・手術後と3段階にわたってありますが、実は痛みを感じない無痛中絶手術というのもあります。これは、子宮口を広げる前処理をおこなわなかったり、麻酔でうまいことコントロールすることで痛みを緩和するもの。その手法は病院によって異なりますので、前もって確認しておくといいでしょう。

 

人それぞれに痛みの感じ方が違うので一概にいうことはできませんが、痛みに対して過剰な不安を持ってしまう事は避けたいもの。不安を感じるようであれば、医師や看護婦にしっかりと相談しておくようにしましょう。


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